ニャーすけ

<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事のニャーすけのレビュー・感想・評価

1.2
映画でも本でも音楽でもゲームでも何でも、自分は作品そのものが好きなのであって、それを創作する表現者たち自身を神格化して憧れることはほとんど無いので、彼らのパーソナリティや創作秘話についてのドキュメンタリーは割とどうでもいいというタイプなのだが、それは『この世界の片隅に』という作品がどれほど素晴らしかろうが同様であった。
ただ、『この世界の片隅に』の最後に登場する原爆犠牲者の母親が、すずさんと対比される形で左手で女児の手を繋いでいるという片渕監督本人による解説は目から鱗だったし、友達の地元である土浦の映画館での熱狂の様子が興味深かったり、まぁこの手のドキュメンタリーとしては観る価値はあるほうではあったと思う。
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