ゆう

<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事のゆうのレビュー・感想・評価

3.0
若干のこれじゃない感・・

というのも製作現場中心に観られるのを期待していたのですが、ロングランを支えた映画館や支援者"片隅たち"への比重の方が大きかったから。

主な構成は、映画イベントでの監督のコメントや半生を振り返るインタビュー、映画館を訪問した際の支援者との会話、製作現場シーンです。製作現場の映像はアニメーション作りや声当てや効果音、音楽など各パートちょっとずつという印象でした。それはそれで『この世界〜』と支援者の関係性等初めて目で見られた部分も多かったですが、なかなか予期せぬ強烈な画や片隅たちの生活の一端まで映っており、これよりも・・と不満が積もってしまいました。

良かった部分は、アニメのいくつかのシーンに関して監督の意図がはっきりと語られるところです。答えを聞いてしまうと、面白くなくなる気もしなくもないですが、理解が深まった気にはなります^^; それと、『さらにいくつもの〜』で久々に映画館で観て、砲弾の音がやけに生々しいなと気付いたのですが、それに関してもピンポイントで答えがあったのは嬉しかったです。

声優陣は期待してた程出てこないですし、音楽パートも少な目。でも出番少な目に見えたコトリンゴさんですが最後は美味しいところを持って行きました笑
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