坂

ジョゼと虎と魚たちの坂のネタバレレビュー・内容・結末

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

いやーめっちゃ好きですこれ。
好きすぎてその日4回位見直して実写版を見てからコミックも買いました。
作画クオリティも高く、キャラも可愛くてドハマリした。
原作小説が好きな人からすると、物語自体が大衆受けするように美化されており、ほぼ別物なので微妙かもしれない。


恒夫はメキシコ留学を目指してアルバイトをする大学生。
ある日、恒夫は坂道で車椅子の女性ジョゼを助ける。
助けたことがきっかけで、恒夫はジョゼの面倒を見ることに。
交友する内に仲を深める二人。
しかし、ジョゼの保護者である祖母が亡くなり、その日常は壊れる。
一人になったジョゼは絵描きの夢を諦め、恒夫とも距離を取ろうとする。海に来て恒夫に別れを告げるジョゼだったが、口喧嘩になってしまう。
感情的になり、走り去るジョゼだったが、交通事故に遭いそうになり、彼女を助けようとした恒夫は車に轢かれてしまう。
恒夫は歩けなくなり、夢だった留学の道も閉ざされる。
自暴自棄になる恒夫のために、ジョゼは紙芝居を描いき、彼を励ました。
ジョゼの物語に触れた恒夫は、もう一度夢を追いかけることを決意。
リハビリが成功し、退院するも、そこにはもうジョゼの姿はなかった。
一人で生きることを決意したジョゼ。
しかし雪で凍った道に車椅子が滑り、坂道を転がり落ちてしまう。
間一髪のところで彼女を助けたのは恒夫だった。
恒夫はジョゼに想いを告白し、二人は口づけを交わしてエンド。


ざ、ド王道という感じのシナリオ構成。
実写では障害者の性事情や社会的な問題など、かなりドロドロした生々しい内容なのですが、こっちは若者ウケを狙う感じにキャッチーにした感じでした。
個人的にはド刺さりして、見る分にはこういう内容の方が入って来やすいかなという感じ。作品クオリティが高くてめっちゃ好きです。
坂