ぱっちょ

ジョゼと虎と魚たちのぱっちょのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)
4.2
映像や結末などがすごくいいだけに、主演2人が本業の声優じゃないことが悔やまれる。とは言えそれ以外の要素がどれも素晴らしいので、主演の役者のことなど気づけばどうでもよくなっていた。

障害者のライターが文春で「障害者の性被害について触れてない」と批判してたが、アニメでそんな重いテーマを真正面から扱ったら、ターゲット視聴者層はどこ?って話になりそう。『聲の形』のときも障害者サイドからの批判レビューを見かけたが、小説や漫画からアニメ映画になる時点でいろんな制約とか企画コンセプトとかが関わってくるんだから、そういうの踏まえて見たほうがご自身の心の健康にいいと思う。

アニメ視聴者層というのは小説、漫画、実写とはまた違うのだから、そういう層にまずは障害者の生活というものをやんわり伝えてくれたのだと思ってはいかかだろう。そこからどう思考をめぐらし、興味を持って勉強するかは各視聴者にゆだねるしかない。
なお、これは個人の感想や意見であり、ここで議論するつもりは一切ない。議論目的か否かに関わらず、コメントはお断りする。
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