福福吉吉

パラサイト・イヴの福福吉吉のレビュー・感想・評価

パラサイト・イヴ(1996年製作の映画)
2.0
生物学者の永島利明は、人間の細胞中に寄生するミトコンドリアの研究を続けていた。彼は結婚1周年の記念日に妻の聖美が自動車事故に遭い、脳死状態になってしまった。以前に腎バンクに登録していた聖美の腎臓は腎不全の患者に移植することとなったが、利明は移植を同意する条件として聖美の肝臓を摘出するよう医師に依頼した。利明は手に入れた聖美の肝臓の細胞を培養するが、その細胞は異常なスピードで増殖・変異していった...。

原作の小説は読んでいません。
ミトコンドリアの人類に対する反乱、というとスケールが大きそうだが、本作では研究所、学会の会場、1つの病院だけで話が終わってしまい、こじんまりとした感じだ。ミトコンドリアの女王様のイブが聖美の姿をしているせいか、特に怖さや気味悪さがしない。イブが睨んだり、手をかざしただけで、その対象が燃えるのも謎だ。
ストーリー展開が極めて緩く、緊迫感が無いので冗長に感じた。
三上博史演じる利明が聖美の肝臓を手に入れてからの精神的に壊れた感じの演技は良い感じだったかな。
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