『ブレードランナー』な世界観で『エイリアン』や『プロメテウス』『エイリアン:コヴェナント』やっていて、さらには『ブラックホーク・ダウン』な軍事テイストで進行する…要はリドリー・スコット愛が凄いんだよな。
だからといってドゥニ・ヴィルヌーヴになるわけでもなく、全然俗っぽい。『マトリックス』とか『ワールド・ウォーZ』とか入ってる。それによってかなり欲張った“(良くも悪くも)なんかすごい…”っていう作品になってる。ロシア発のリドスコ同人誌みたいな感覚で観るのが正解かと。
終盤の“やり過ぎ”な市街戦は、“敵がなんなのか”を含めてもう…“いいのそれ?”っていう感じ。
さらにそこからのさらなるリドスコオマージュ…からの“なんだよその着地! そこまでやっていまさらそれ!?”っていうね。
でもお腹いっぱいになるし、そこそこ美味しかったから許せちゃうかな…。
“侵略モノ”とだけ認識して、ポスターのキャッチコピーとか何も見ずに情報入れないで観た方が楽しめると思うぞ。