「ゴルゴ13も真っ青」
毎度おなじみコナン劇場版、今回は2年越しの24作目。目玉は赤井ファミリー勢揃い。母親メアリーと弟の羽田秀吉も劇場版初登場。
赤井ファミリー勢揃いつっても4人が一緒に揃うってことはまずない。それは原作の関係性の為。原作で進展させるべき関係性を映画でやっちゃちいけないから的な理由だろう。正直コナンは映画しか見てないから誰が誰の正体を知っててこの人とこの人はどういう関係なのかとか把握するのはこの映画だけじゃキツいもんがある。自分は見終わってからネットで調べたから把握できたけど初見お断りみたいになってきたな。
しかし今回のトンデモさもスゴイ。1000キロ走ってるリニアが脱線しかけてそのまま突っ込んで大破したにも関わらず、乗ってたコナン達はかすり傷で済んでたり、まさに今回のタイトルにもなっている「緋色の弾丸」を赤井がその走行中のリニアに撃って犯人に急所外して当たるとかさ。なんか色々理屈付けてたけどゴルゴも真っ青の超人ぶりだわ。ドサクサ紛れに大手会社のCEOのメルアドをいつの間にか手に入れているコナンの手癖の悪さもヤバい。
あとメッチャ疑問だったのはこのリニアのチケットって園子がわざわざ手に入れたのに、何故か蘭達には同行せず少年探偵団のガキどものお守りをしている園子が面倒見イイ女過ぎて惚れる。つかこのガキ達の感謝の無さったらヤバいな。数々の死体見過ぎててサイコパス化してんじゃないか。
犯人の動機も逆恨み過ぎてヤバい。ってかこれ逆恨みじゃなかったとしても関係ない人間巻き込み過ぎだろ。コナンいなかったらそれこそ何人死んでるかわからない状況になってたのに。
最近のコナンはサスペンス要素を薄くし過ぎてキャラ映画になってるよな。赤井、安室、キッドでローテーションしとけば良いんじゃないのか的な。次回こそある意味そのキャラ頼りの究極到達点、安室の警察学校時代のお話らしいし、下手すりゃコナンすら出てこないじゃないのか。あくまで警察学校時代は回想での話で、そのことが現代に繋がる事件、ってにして欲しい。