ねこ無双

トーゴーのねこ無双のレビュー・感想・評価

トーゴー(2019年製作の映画)
4.0
デフォーのわんちゃん映画観たい!という気持ちだけで。
普段はねこ派だけど、わんこ(っていうには凛々しすぎるけど)が勇敢で愛おしくて仕方がない映画です!
実話に基づく物語。
デフォーと雪とわん達と。

1925年アラスカ州ノームにて、ジフテリアが大流行。次々倒れゆく子供たち。
治療に有効な血清は100マイル離れたフェアバンクスにはあるが、迫る嵐に飛行機も飛べない。

デフォー演じるセッパラは自らの犬ソリを走らせ血清を持ち帰ることを決意し、それは町民の総意でもあった。
だがそれは死の旅となることを承知で挑まなければならない危険な旅だった。

雪原に響き渡るデフォーの声が渋すぎる。
雪国の景色は圧倒的な迫力。畏れるくらい美しく厳しい世界。

トーゴーは使役犬チームの中でリーダー、12歳の高齢ワンちゃん。
そして犬たちに厳しくも優しい頭領セッパラは使役犬を操るベテラン。

度々物語に挿入されるトーゴーがまだ名前の無い頃の回想シーン。
小さくてアラスカでは生きてはいけないとトーゴーを遠ざけるセッパラ。それでもセッパラを慕って何度も何度も追いかけてくるトーゴー!
いつしか二人は固く強い絆を結びます。
その二人だけが知っているストーリーに自然と気持ちを寄せてしまいます。

そして、旅の結末は一体どうなるのか…。
壮絶な旅に傷つきながらも挑むワンたちとセッパラ。
その勇敢な姿に心をうたれざるを得ません!
エンドに流れる後日談もとても胸に染みます。
ここでディズニー映画でもよく知られたボルトの名前も出てくるんですよ。
(ごめんなさい…バルトでした)


🐾Disney縛りその11