ヒップホップ×バレエ。
ダンスに関して全く明るくない僕からすると、その偉業さとか、真新しさとか、或いは一方でそのイケてなさを語ることはできない。
だが、観ていた小気味の良さはウソではないだろう。
ヒップホップダンスで成功を夢見、パリへと出て来たジョセフ。
だが、チームのクルーとの仲違いにより、ひょんなことからバレエスクールの講師をやることに。
形の融合は、昇華か駄作か。
ダンス映画と言われてまず思い出すのは『ステップ・アップ』か。
ダンス映画の中で僕が観た初めての作品というスタートダッシュに勝てそうにはないが、パリというシチュエーションはかなりのプラスポイントか。
街の一部を切り取って見せられるだけで、憧れを抱いてしまうのだからとんてもない。
そんな街で育まれる文化は、さぞ醸成されているのだろう。
その一つが本作で取り上げられているダンスということだ。
打ち込めるものは一つでいい。
一つでいいから、何か見つけたい。
そう思う人が多数だから、こういった作品が世に出るということなのだろう。