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鹿の王 ユナと約束の旅のロトロのレビュー・感想・評価

鹿の王 ユナと約束の旅(2020年製作の映画)
2.0
原作が超良かったから、すごい楽しみにしてただけに、ショックがでかい。
原作はなかなか超えれないし、あんな長編ファンタジーを2時間におさめるのも大変なのは分かる。分かるが、原作が素晴らしいだけに、ん?って感じは思ってしまう。
医療の複雑さ、国や人間関係の複雑さが本作の何事も一筋縄ではいかず、互いに作用しあっているってことが語られてる1つだと思っていた。
2時間に収めないといけないのはわかるんだが、簡素化しすぎて大切なことが抜けてしまった感がある。

そして、声優ごとにミッツァルや、アカファなど、独自の単語の発音が違わないか?
そうでなくとも、分かりづらい世界観が余計分かりづらくなる。

一番残念なのは火馬の民の感情の流れが全く分からなかった。原作では故郷を追われて、犬の王になって。。。みたいな鬱屈とした感情がこのドラマの始まりなのだが、それが全然わからないし、火馬がほぼ出てこない。
火馬の話しなくして、火馬の民は語れぬだろうに。
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