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マリーナの海のtetsuのレビュー・感想・評価

マリーナの海(2014年製作の映画)
3.4
おうちでショートフィルムフェスティバル2020ということで、ブリリア・ショートショートシアター・オンラインの無料配信で鑑賞。

ダウン症の少女・マリーナ。
姉が海に行くことを羨ましく思う彼女だが、生まれ持った障害のこともあり、連れて行ってもらえず、ある行動に出ることに......。

生まれながらの自分を愛するということ。
私たちが無意識に見過ごしてしまいがちな「当事者の気持ち」を丁寧に描いたことで、とても社会的に意義のある作品になっていたと思います。

何よりも、ラストのテロップを見て、
本作を作ったこと、それ自体にこそ価値があると感じました。

「虚構」であれど、「現実」に生きる役者を起用し残すこと。
そこにこそ「記録」メディアとしての、
映画の存在意義があるのだと思います。

参考
マリーナの海 / Marina’s Ocean|THEATER|Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE
https://sst-online.jp/theater/6860/
(本編はコチラ。※無料の会員登録が必要です。)
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