RIO

プラド美術館 驚異のコレクションのRIOのレビュー・感想・評価

3.9
チリ1つ落ちてなさそうなくらい美しい美術館を行く
広い館内の抜け感がブワッと広がる空間

薄い暗がりから形が光と色彩を持って現れる
スペイン人の魂に根差している死生観が示すのは命ある不滅の足跡を残したいという欲望

マドリードに建つエル・エスコリアル修道院や街中も映しながらのプラド美術館の歴史解説
一緒に美術館を訪れたS.ダリとJ.コクトーが妄想した話など
スペインの美術と文学の世界がむちゃくちゃ楽しい情熱的なドキュメンタリー
実際に歩いても見落としてしまいそうな細部まで拾ってる
さりげなく音楽も良かったです
まだまだ知りたいことは尽きない⭐️

ディエゴ・ベラスケスは「ブレダの開城」が「アラトリステ」で絵と再現を交差させるシーンが斬新だったので今でも記憶に鮮明です
数年前に西洋美術館でのプラド美術館展では観れなかった「ラス・メニーナス」
現実と想像との間にあるものの不思議な感覚
私は「キリストの磔刑」だけは1度でも観たい作品**
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