だーり

プラド美術館 驚異のコレクションのだーりのレビュー・感想・評価

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予習として鑑賞。ほ~んと一部だけど展示されている作品知れて良かったなあ。実物も早くみてみたい。その前に西洋美術史の勉強も頑張るぞ〜♫

"芸術は日々の生活のほこりを魂から洗い流してくれる" いいね〜

以下、めっちゃ個人的なメモ


■プラド美術館
・1700の絵画、7000を超える収蔵品
・ゴヤ作品の貯蔵数は932点で世界で一番多い

■ラ・グロリア(La Gloria)
作者:ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
メモ:神聖ローマ皇帝カール5世が死に際に眺めていた油彩画で、右側にはカール自身とその家族が描かれてる。死は誰にも訪れる。この世の虚しさと、天国の安らぎ。

■弟子たちの足を洗うキリスト
作者:ティントレット
メモ:横から見ることを想定しており、右から左に歩きながら鑑賞すると動きに合わせて構成が変化する。

■十字架降下
作者:ファン・デル・ウェイデン
メモ:フランドル派(フランドル地方で栄えた美術の流派。15世紀初頭北方ルネサンス絵画、17世紀にはバロック)彫刻に対抗し、三次元性・空間性を表現。右側の女性はマグダラのマリア(新約聖書中の福音書に登場する、イエスに従った女性)と思われる。

■黒い絵 ☆
作者:フランシスコ・デ・ゴヤ
メモ:白と黒の深遠で、苦悩や恐怖が描かれた連作。我が子を食らうサトゥルヌスが有名。ルーベンスの描いた我が子を食らうサトゥルヌスもあって、こちらもプラド美術館に展示されてる。ルーベンスの作品よりも狂気に満ちた画風。しかもこれが自宅の食堂に飾られていたって辺りゴヤの狂気性(絶望感)も感じられる。

■十字架上のキリスト
作者:ディエゴ・ベラスケス
メモ:ベラスケスは7~8点しか宗教画を制作しなかったらしい。これは「聖アントニウスと隠修士聖パウルス」や「聖母戴冠」(両作ともプラド美術館にある)などとともにその稀な宗教画のうちの1点

■1808年5月2日、エジプト人親衛隊との戦闘
作者:フランシスコ・デ・ゴヤ
メモ:赤色が目を引く。マドリード、1808年5月3日との連作。

■マドリード、1808年5月3日
作者:フランシスコ・デ・ゴヤ
メモ:ナポレオン軍に捕らわれたスペイン人400人以上が銃殺刑に処された場面を描いたもの。ゴヤが実際に現場でこの絵を描いたっていう逸話がある。

■アラクネの寓話(織女たち)
作者:ディエゴ・ベラスケス
メモ:ギリシャ神話のアラクネの寓話をテーマにした作品。(アラクネという機織の名手の女性が、女神アテナに織物競争を挑んだ際にその柄が問題で、クモに変身させられた話)奥にエウロペの略奪の絵が描いてある。

■聖マウリティウスの殉教
作者:エル・グレコ
メモ:キリスト教徒の軍団が異教の儀式を拒否したことで虐殺されたシーンを描いた壮大な作品。グレコの作品は、ねじれて、引き伸ばされた体が特徴。薬物摂取や精神病を疑われていたほど独創的な画風。

■ラス・メニーナス
作者:ディエゴ・ベラスケス
メモ:謎かけみたいな、現実と空想が曖昧になるような構成。画面奥鑑に写る国王夫妻がポイント。犬をいじめる人は小人。。

■ブレダの開城
作者:ディエゴ・ベラスケス
メモ:80年戦争の最後にフェリペ4世が収めた勝利が描かれている。敵兵に対する敬意。

■プラドのモナリザ
作者:
メモ:ダ・ヴィンチの模写ではなく、弟子が同じモデルを隣で描いたものだということが2000年代に判明。

■快楽の園(悦楽の園)
作者:ヒエロニムス・ボス
メモ:三連祭壇画は板に油絵で描かれたもので、三面鏡のような構造になっている。左側が神がアダムにイヴを贈る場面、中央は失楽園または道徳的な警告(意見が分かれる)、右側が地獄で拷問を受ける罪人など。

■Nature morte aux noix, friandises et fleurs
作者:クララ・ペーテルス
メモ:女性画家の絵はかなり貴重。職にありつけない苦悩を金属の物体に自画像を描くことで表現?

■ヴィーナスとアドニス
作者:アンニーバレ・カラッチ
メモ:愛と性の女神アプロディーテが、アドニスに恋する場面。この時代では裸婦画は罪深いものだった。

■アタランテとヒッポメネス
作者:グイド・レーニ
メモ:手の届かない女性を誘うために黄金のリンゴを転がして誘惑。なんやかんやで2人はライオンになる(!?)オウィディウスの『変身物語』を検索しよう。

■裸のマハ
作者:フランシスコ・デ・ゴヤ
メモ:着衣のマハもある。服を着ててもボディラインがわかるよう描かれている。この絵が誰の依頼によって描かれたかを明らかにするために、ゴヤは何度か裁判所に呼ばれたらしい。

■十字架のキリスト
作者:フランシスコ・デ・ゴヤ
メモ:キリストに官能的な魅力を追加したところに新しさがある

■毛の生えた女
作者:ホセ・デ・リベーラ
メモ:37歳で顎と口に髭が生え出したというマリア・ヴェントゥーラが公爵に謁見 → 感動した公爵がリベーラに制作を依頼した肖像画
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