めちゃめちゃ泣いてしまった……。
プラド美術館の多岐に渡るコレクションを少しずつつまんでいく映画。
収蔵作品の紹介や、プラド美術館の成立と変遷、現地の人々との関わりについて、著名人のインタビュー、ダンス、修復の様子、街の風景などを映しながら説明していく。
プラド美術館自体がコンセプトを持って収集してきた美術館じゃないから、広く浅く早足な構成で、散文的な映画だったなあとも思う。
でも大泣きしてしまった……。
特にティツィアーノ、ゴヤ、ボス、グレコにスポットが当たっていた印象。
メインビジュアルにもなってるラスメニーナスについても展示の仕方の紹介に留めたりと、あくまで作品ではなく美術館映画だった。
観賞後は、この映画で観るより実際に足を運びたくなってしまう、この映画単体では満足できない感じ!
映画館のプロモーション作品として高評価、ドキュメンタリー映画としてはもうちょっとしっかりした軸が欲しかった気がする。
でも超泣いてしまった………………。