大仕掛けは
黒ひげ危機一発(笑)
松崎しげるが歌う
ルパン三世のテーマ
が実は目玉なのでは(笑)
ただ！一個だけ良いとこが…
TVスペシャル第27弾！
「ルパン三世
プリズン・オブ・ザ・パスト」
エルギュイユ監獄、ドルエンテ王国にあるその場所に嘗て多くの泥棒と庶民を助けた義賊、フィネガンが収監されていた。フィネガンの死刑執行が迫る中、各地から泥棒が集まり、争奪戦が開始される。彼の持つお宝を狙いルパンたちも死刑囚奪取を狙う！だがそこには王国を覆う黒い罠が待っていた…。
ストレートに言ってしまえば、脚本、設定を活かしきれておらず、展開はお粗末。誰がどう見ても、黒ひげ危機一発にしか見えず、何が起こるかわかっちゃうエルギュイユ監獄の大仕掛けを筆頭に、悪く言えばテレビの前後編レベルも怪しい小品、よく言っても小さく纏まってしまっている小品。
小さな国を小さな悪が覆い、ルパンチームも余力ありありで助けると言う展開。カリオストロも同じなのだが、その見せ方は雲泥。ヒロイン、メインゲストの扱いが下手過ぎる故に、ラスト近辺でドタバタしてしまう…。ヒロインはいないかなと思いきや急にヒロイン化する彼女は不幸以外の何者でもない…。
で！これだけなら最低点を叩き出す所なんですが…、たった一個だけ良い点があるんですよ…それは…
ルパン・次元・五ェ門の三人が
よく喋る所。三人でね。
ルパンを中心として、次元は頼りになる相棒で仲間。五ェ門は頼りになる助っ人で仲間。不二子は…まぁ良いでしょ(笑)その立ち位置を何となく語るシーンが最近の作品には全く無い訳で。久々にその部分が多くなってるんですよ。三人で語るシーンが多いんです。まぁ便利すぎる斬鉄剣を持つ五ェ門は致し方無しですが、たまには話さないとね(^^) サンドイッチの例えもベタすぎるけど、たまには語らないと寂しいですよ。ルパンチームのチームワークを確認する小さな仕事って考えればまぁ、見れなくは無いですからね…。
新作映画のルパンのレビューでも書いたのですが、小林清志さん演じる次元大介が見れるのは後…。考えたくないのですが、やはり声に力が無くなってきています…。故にルパンたちと話すシーンが多く、セリフ量が増えているだけで嬉しいですよ。次元大介の声が聞けるのは…(T_T)
後は…松崎しげる先生のルパン三世のテーマ、スーパーヒーローが聞けるのは中々嬉しいですし。こちらは声量も変わらず迫力ありますねぇ(笑)
とにかく、終わらなければ、それで良し。続いてくれるだけで私は嬉しい。ルパンシリーズが永遠に続けば、それで充分…。でも脚本も演出も頑張ってほしい…(笑)
