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ハニーランド 永遠の谷のregencyのレビュー・感想・評価

ハニーランド 永遠の谷(2019年製作の映画)
2.0
北マケドニアの小さな村で、自然で巣を作るミツバチから半分蜜を採取して暮らす女性が、トルコ人一家が近所に住み着いたことで、生活様式が激変していく。
ミツバチとの共存共栄の方法を知り尽くしている彼女と、とにかく養蜂用の箱を大量に自作して蜜を採取しようとする一家の、お伽話のような分かりやすい対比。
そこにあるには、自然と人間との見えない協定と“蜜約”だ。

ただ、中盤以降の一家の父親とハチミツの売買を交わす行商人とのやり取りが引っかかる。
会話内容やカメラアングルやカット割りに、作為的、ハッキリ言えば「やらせ」っぽい演出を感じてしまった。アカデミー賞2部門にノミネートされるも両方とも逸したのは、そのあたりが原因だったのかなと邪推。
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