プロミシング・ヤング・ウーマンのHIGHINLETのレビュー・感想・評価

親友をレイプして自殺に追いやった男達への復讐という明確な軸があるのに、全く話の先が見えなくて不安がいっぱいだった。

ラスト手前の観客を突き放す展開は、絶望感に苛まれる。

主役・キャシーの男に対する見方が、侮蔑から愛にさらには憎悪と二三点するので、気が休まらない。

BGMはダウナーでエレクトロ。
死んだ友達の悲劇と復讐へと突き進むキャシーの高ぶる思いと重なってスタイリッシュだった。

鮮やかな色彩やシャレた会話でポップな部分もあるが、女性が性のおもちゃにされ続けている現実が重く心にのしかかった。