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プロミシング・ヤング・ウーマンの39のレビュー・感想・評価

4.5
ガールズ音楽が最高!!

キャリー・マリガンは本当に歳とってなお可愛い。彼女のころころ変わるいろんな姿を見ているだけで楽しい映画。
そして映像も色も考え尽くされた可愛さと不気味さがあってみんな好きなやつ。

オープニングでもう心掴まれた。Charli CXCのBoys、MVではホットガイが出てくるのに、映画ではスーツ姿の中年男性の大きなお腹とお尻がどーん。始まりから「男に夢は見るな」と言わんばかりの皮肉な演出…好き♡エンディングにかけて曲がどんどん自立していくやや毒気を含んだ女性像になっていくのがたまらない。

日本でいうところの正の字で幕を数えていくストーリー構成が面白い。最後に斜め線を引くあの数え方、今まで考えたことなかったけどなんかすっきりするな。「やっつけた」ってかんじ。数字やローマ数字とかでは表現できないこのニュアンスにこだわりを感じる。(監督ぜんぜん考えてないかもだけど…)

正直キャシーはもっとコテンパンにやっても良かったのではないかと思ったが、まあ現実的にキャシーの敵からするとゾワゾワするやり方だったかな。予約送信メールって悪い内容じゃなくてもなんだか怖い。

これ見て世の男性はどう思うのだろう。顔面蒼白にして劇場を去る人がいるならばその顔を見てみたい……。
「花束みたいな〜〜」よりもカップルで見てほしい映画。

コーヒーショップの粋で下衆な店長と仲良くなりたい〜
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