強烈で衝撃的。POPな音楽、映像に載せて送る重く辛い復讐劇。
公開前から色々と話題になっていた本作。昨今のハリウッドが大好きな女性を解放する映画はどうも一本の映画として退屈なものが多いような気がしてちょっと不安だったけどこれは普通に楽しめました。起承転結のある脚本で脚本賞も納得の出来でした。
ただ暴力に訴えて殺していくシュワちゃんのような復讐系も良いけどこちらは社会派映画として巧みな復讐。それ故監督の伝えたいであろうことは十分伝わってくるしキャシーの賢さを生かして想像の斜め上をいく展開を見せてくれて面白かったです。
重いストーリーとは裏腹に曲も映像も現代風の可愛らしさでエンタメ性も抜群ですね💋『ドライヴ』以来のキャリー・マリガンだったので最初すぐに彼女とは分からなかったですが中々の熱演だったと思います。
最後までハラハラドキドキの秀作を映画館でぜひ。
