このレビューはネタバレを含みます
カップルで鑑賞することはオススメできない映画です。
2015年のスタンフォード大のレイプ事件をベースにしているのだろうか。「あなたは私のことを知らない」というくだりにそんなことを思った。たしかあの事件の被害者もそのような内容の告発文を発表していた。
日本でいえば伊藤詩織さんの事件が近いか。
女性がパーティで酔い潰れてしまったら襲われても自業自得なのか?そんな若気の至りで将来を約束された青年の未来を潰していいのか?被害者になりえる人間の視点と加害者になりえる人間の視点とで見え方が全く異なる映画になるだろう。
そして時事ネタを重ねると小山田圭吾氏の一件をはじめとするキャンセルカルチャーにも通づるところがある。
最後にレイプ犯の結婚式を台無しにしたところはスカッとしたけれども、そのためにキャシーの払った代償はあまりにも大きかった。そしてそれは現在の社会も同じ。