のい

プロミシング・ヤング・ウーマンののいのレビュー・感想・評価

4.4
 すごくめずらしい感触の映画。おそらく、ストーリー、映像、音楽に独特のジャンルミックスがあるためだろう。

 80s感のあるカラフルでスタイリッシュな映像。

 ウーマンエンパワーメント物のような、リベンジムービーのような、サイコパス映画のような、サスペンスやホラーのような、ダークコメディのような、アメリカンニューシネマのような…それでいてひたむきな愛についての作品でもあって…

 音楽は、クラシックからポップスまで幅広く、しかもパリス・ヒルトンやブリトニー・スピアーズのような、メディアでさんざん叩かれた一時期のお騒がせスターたちを最高に格好良く再利用しているところにも、“普通の私たち”に向けられたもう一つのリベンジが仕掛けられている。
のい

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