NICE

プロミシング・ヤング・ウーマンのNICEのレビュー・感想・評価

3.7
ミサンドリーの暴走か正義の使者か?

回想を使ったり時系列を弄らずにこの物語を描いたのが見事。脚本賞を獲りまくったのも納得👏 テーマやメッセージ性が大事な映画だが、それ抜きでも単純に面白い映画だった。

所々のポップな演出とドロドロしたストーリーの対比が良い。観終わった後にスッキリとモヤモヤが混ざり合うなかなか不思議な作品。『ラストナイト・イン・ソーホー』も似たようなスタンスだったが今作の方が断然上手。

ただ、キャシーをもっとヤバい奴として描いた方がエンタメとしては面白かったのではと思う。(監督はあくまでキャシーを"正義"として描きたかったのかもしれないが…)
「フェミニストはそうでない人より優れている」というエリーティズムがちょっとノイズ。
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