このレビューはネタバレを含みます
『罪は判明したら、罪になる。だが、犯罪ギリギリの行為は、何も出来ない。その刃は、どこに向けるのか？』
センスが良い作品に出会いましたね。面白いと言われれば、面白いのですが、それよりももっと考えることが多い作品です。
それでは、あらすじいきましょう。
あらすじは、カフェで働くキャシー。彼女は夜な夜なクラブへ行き、酔ったふりをして、お持ち帰りをする男に成敗を加えた。
しかし、彼女の経歴は医学生。何故このようになったのか？そして、彼女が追うモノとは？
今までの復讐系の作品は、最後は犯人を○して終わりか、裁判で会いましょうがオチなのですが、この作品は今までとは違うのに驚きました。
まず、主人公は被害者ではないことですね。主人公は、親友がいて、その親友は、レイプ被害を受け、自殺に追いやられます。
それを知った主人公が、復讐の女として誕生します。
主人公は、結構な大人です。今更復讐として、様々な行いをしますが、それに同調する人も出るかと思えば、全然出てこないのも、この作品の魅力だと考えます。現実世界には、自分以外の人には、家庭があり、幸せがあり、復讐の理由が無いので、主人公に同調しない人がいないのも、本当に現実味があるのも共感を得ましたね。
そして、復讐の仕方も今までに無いやり方でしたね。
只人生を終わらせるのではなく、間違ったことを認めさせて、相手の意見を汲み取って、決定するのが良いですよね。
また、親友のレイプ事件に関わりはあるが、見てみぬふりをした人物まで制裁を加えるのも、俺でもするなと考えます。
親友を傷つけるのに、それを無視して、見殺しにした人がいるならば、僕も徹底的に潰しにかかります。
そして、今回のテーマ、正義の中に悪が潜む。これなんですよね。
今回のレイプ事件を引き起こした、犯人を探す主人公。
しかし、彼女は一度犯人捜しを諦めます。理由は、彼女にも幸せが巡り合ったからだ。それは、医者の彼氏を出会ったからです。
そこで、一瞬だけ彼女は幸せが巡り合い、これで終わりかなと思えば、彼氏には大きな爆弾を抱えていました。
それに彼女は、復讐を再び始めるのであった。
ネタバレここで入ります。
彼氏は、レイプ事件に関わっていました。そこから、レイプ事件を起こした犯人達が、結婚パーティーに彼女は行くのであった。
でもね、その犯人達は、好青年ばかりなんですよね。
ここから分かるように、正義に生きる人達にも、大きな闇を抱えており、それを裁くにも、罪がないから裁けない。
これが、今回のテーマだなと感じましたね。
話を戻して、彼女は医者の格好で一人で、犯人達のパーティーに行くのであった。彼女は大きな爆弾を抱えて、、、
その続きは、映像をご覧下さい。
お勧めです。
