John

プロミシング・ヤング・ウーマンのJohnのネタバレレビュー・内容・結末

2.9

このレビューはネタバレを含みます

W座鑑賞。

やろうとしてることはわからんではないけど、オチが今ひとつ。
どこかで観たことあるようなないような…。
どうせやるならもっとぶっとんだ復讐でも盛り上がった気がする。
(イングロリアスバスターズみたいな…)

あれってアル側が正当防衛にならないのかな…過去は過去としても…。

弱者として扱われた女性目線のテーマを取り入れつつも、アンチテーゼ的に描かれてるその他の要素もなんとなく現代ならではなのかもしれないが、あくまで主人公は連続暴行罪もしくは殺人罪で罪に問われるべきレベルのサイコパス的ポジション。
(過去の出来事がきっかけになってるにせよ)

そこには一切触れられずほぼ完全犯罪のように、過剰防衛?にも値せずのうのうと暮らせる世界。
ここが映画っぽくて良い点でもあるが、ポップに寄り切れてもいないところが惜しい。

そして世の軽い男性を自ら泥酔した演技で騙したうえでの犯行というなかなか悪質な行為も、そんなことより下心丸出しの男がサイテーなんだから自業自得みたいなテーマの元、話が展開していく。

あれターゲットは無差別じゃなくて全て大学関係者だったってことはないよね…それ調べるだけでもめちゃくちゃ時間かかるもんな。

もっと色んな男のパターンと、過去の話を掘り下げて欲しい気もしたけど、それを除いても2時間越えなので飽きが来そうね。
テンポ良くいければもう少しいろんなエピソードがあって楽しめたかも。

toxicアレンジが非常に良かったのと、パリスヒルトンのところは笑えました。
歌えちゃうやつ。

アカデミー5部門ノミネート、脚本賞受賞。マーゴットロビーが製作に名を連ねている。
John

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