腐り姫

プロミシング・ヤング・ウーマンの腐り姫のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

全てのプロミシングヤングウイミンに捧ぐ。

お気に入りのセリフは中盤にキャシーがバーで引っ掛けた男に言い放ったセリフ「女だって危ないかもしれない。鋏をもった女かもしれない」的なやつ。男はオオカミなのよ。女だってオオカミを食らう化け物かもしれない。

再会した同窓生マディソンがキャシーの家にやってきたとき、キャシーの部屋を「何この部屋」みたいな感じで見てたのは部屋の装飾が完全にキャシーの年不相応な若い子の趣味で全くキャシーが成長していないっていうのを表してたのよね?(誰に聞いてる)だからキャシーは自分が”崇める”ニーナが亡くなった時点でもうキャシー自身も死んでいたも同然ていうことだったのかもしれない。そう考えると自分の命を賭してニーナの弔い合戦に挑んだのは覚悟の上だったのも頷ける。最後に潜入した独身さよならパーティでアルを手錠にかけたけれど、わざと外れるように仕向けたんよね。命がけの復讐。潔いわ。自分がまっとうに生きられないことを重々理解しての行動だったのかと思うと泣けてくる。最後メッセージで「これで終わりと思ってないよね?って来たのはもう自分が死んでることを意図していたってことだし」

ラストシーンにキャシーが働いていたコーヒーショップのレジからキャシーの刻印のあるネックレスを一緒に働いていた友達に残していったのはかなりグッと来た。

いやあ重いわ。ようはネットフリックスのヒットドラマ「13の理由」と同種の映画だけど、予告編ではブラックコメディ風に仕上がっていたから、見る人は覚悟いるから注意ね(ってこれネタバレレビューだっつの)
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