プロミシング・ヤング・ウーマンのsaracchiのネタバレレビュー・内容・結末

最後は涙しかなかった。

自分の人生を犠牲に親友の敵討ちを最後まで徹底的に行ったカサンドラ。
果たして彼女の人生は誰のためのものだったんだろうか。
彼女の人生を狂わした「男」達、ニーナの人生を狂わした「男」達。
彼らの存在がなかったらニーナもカサンドラも立派な医者になっていたのだろうか。それとも別の「男」らによってめちゃくちゃにされていたのだろうか。

Twitterでみた、「男の子と付き合っている女の子は恋人と一緒に見て、主人公がサイコパスという男とは別れた方がいい」というツイート、本当にその通りだと思う。
誰よりもサイコパスは傍観者であったライアンやマディソン、クラブで酔ったフリをするカサンドラを「いい男」のフリをして持ち帰る男ら、そしてニーナのカサンドラの命を奪ったアルやジョーではないか。それが「大多数」である今の社会が一番サイコパス。