Yurari

プロミシング・ヤング・ウーマンのYurariのレビュー・感想・評価

4.0
将来有望な医学部生だったキャシーはある事件のため中退、30歳目前にして実家で両親と暮らしファンシーなカフェで働く。彼氏なし、友人なし。
カフェの仕事を終えると、キャシーは派手なメイクで夜な夜なクラブに繰り出し泥酔したフリをして男の誘いを待つ。男たちはキャシーを家に連れ込むが、彼女がシラフであることを知ると途端に勢いを失い狼狽する。
不可解なこの行動は、男たちへの復習だったー
****

ポップな音楽、美術もキュートで明るい雰囲気だが、扱っているテーマは非常に重い。
学部長の言葉、「将来有望な男性の人生を潰せと?」。有望な女性達も同じように存在するのに、こんなセリフを吐くとは…。ちなみに学部長は女性😱

キャシーの復讐劇はみていて気持ちの良いものではないし、スッキリもしない。明るい音楽で締めくくっていたものの、終わった瞬間恐ろしさで鳥肌が立ってしまった。

久々に衝撃を受けた作品。鈍い痛みが残る。
Yurari

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