キャトラーズ

プロミシング・ヤング・ウーマンのキャトラーズのレビュー・感想・評価

4.7
〝復讐エンターテイメント〟だって?
舐めた宣伝してやがってクソジャップが。

もう語ることはないね、圧倒的だ。
題材以上に製作陣にとてつもないパワーを感じる。

創作物は興味や好奇心から誕生するが
それがある一線を越えると
作らなければならない、
どうしても形にしなければならない
という使命感に変わる時がある。
監督はきっとそのド真ん中を
ブレることなく突き進めたからこそ
スタッフやキャストは信じて仕事を全うし
この傑作が完成したのだと思うね。

ライアン役の人の演技が良かったね、
ただのハンサム坊やじゃ出来ない
絶妙な機微を作れる俳優だった。

キャリー・マリガンの説明書みたいな作品になったな、
つまりは何でも出来る人ってことだ。
特にライアンとのシーンは
「華麗なるギャツビー」での
煌々と輝くほどのキュートさが垣間見えて
そろそろ10年ぐらい経つのに
まだまだああいう表情が出来るんだって
恐ろしさを感じるほどの実力と素養だった。

最後の復讐のシーンは
他の女優の7割方は怒り狂い叫んだりするだろうけど
キャリー・マリガンの演技はあくまで冷静、
残酷な中に品を感じたのも印象的だった。
まあ演出も付けられたんだろうけどもね。
王道は行かず、でも理屈は通る道で
勝負した感がアッパレな演技だった。

今思えばクリストファー・ミンツ=プラッセが
出てたシーンが一番安心出来ていた気がする。笑
監督がインタビューで「スリラーとコメディの間」
って言ってたけど素直に笑えたの
そこだけだったぞ。笑

映画館で観たらラストで脳みそ爆散してただろうな、
家で見て良かった良かった。笑
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