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プロミシング・ヤング・ウーマンのcookieのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

アマプラで見つけ、前情報なしで鑑賞。思ってもみなかった衝撃で、ずっとレビューが滞ってしまった💦

夜な夜な敢えて危険に身を晒す女性。最初から全く私の好きなタイプの作品ではないせいもあってか、「プライドと偏見」でしか観たことのなかった主演のキャリー・マリガンが年相応に見えない(失礼💦)ことばかりが気になって...😒
それでも、ある男性を許せたことで、これから彼女は前向きに生きられるのだと安堵するラストを迎えたと思ったら、そこからまた予想外の展開に❗
ラストが私には重すぎて、当分頭から離れず...😥

思えば、親友の復讐とはいえ何が行われているのか肝心なシーンは見せず、翌朝のホットドッグ🌭のケチャップ❓血❓が意味深だったし、まだ実家住まいでいることなど世間体ばかり気にしているように見えた両親も、本当は娘を気にかけていた。
親友を助けられなかった罪の意識に苛まれて自身を罰し続けていた彼女の行動を、精神が病んでいたという理由だけで片付けてはいけない。

大学時代の女友達や教授の娘の件で見られたように、法に触れるようなことはしない用意周到さが、決着がついた後の彼女の仕掛けにも表れていた📨
こんなに冷静に計算し尽くされていたなんて!

小物をターゲットにしていて意味がある?と感じていた私にも向けられた痛烈なメッセージがガツン💢と心に突き刺さり、むしろ彼女は良いことをしたようにさえ思えたり...
居心地の悪い後味が暫く残ったまま。。。💧

懐かしい曲の使われ方が印象的で、特にエンドロールに流れていたジュース・ニュートンの「Angel Of The Morning」🎶は、何ともやるせない気持ちと爽やかな曲のイメージとのギャップがセットになって、脳裏にはっきりと焼き付けられた🎵
これを聴く度に、きっとまた同じ気持ちが蘇るだろう。音楽の力を感じさせる作品でもあった。

【notes】
●「Promising Young Woman」(将来有望な若き女性)は、実際にあった性暴力事件で使われた加害者擁護の言葉が由来。
●手錠
●最後の顔文字、私の解釈は全く違っていたらしい😅
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