あぶりしめさば

プロミシング・ヤング・ウーマンのあぶりしめさばのレビュー・感想・評価

3.6
性被害にあった女性とその友人の人生が壊された話。被害者は自殺し、友人が主人公。
医学校での出来事。被害者は学長に相談するが弁護士は加害者が「将来有望な男性」だったからと罪に問われず。被害者は酔いつぶれていたのだし証拠がないと。人生を狂わされた彼女たちの時間はここで止まってしまったのだなぁ。
他人事の出来事を、追体験させられる・自分の身近な人が性被害にあうかもとなるとその時やっと物事の重大性を知るんだなぁ。
結末は主人公が思った通りになるが…悲しすぎるなぁ。
現代の痴漢事件でも聞こえてくる「痴漢されるような服装をしているのが悪い」のネットの声を思い出す。痴漢がそもそもなけりゃいいのにされる側のせいにする。襲われたのは酔いつぶれたのが悪い。夜道を歩くのは危険だから避けろ。