このレビューはネタバレを含みます
いかつっ！！！
ファンシーなカップケーキが猛毒でした、って感じのラストだった……。
これ以上ないタイミングで超弩級のサプライズだった。
結婚式で逮捕……しかも始まりに過ぎない……。
バチェラーパーティの終わり、死体遺棄までは想像に難くなくて、あっさり燃やすんやな……2人とも無念やな……と思ったけど、ラスト見て納得。
そうよな、何年も恨み続けた相手への復讐がそれで終わるわけないもん。
あらゆる予防線張るよな。
山小屋で殺されるシーンでは、やっぱり男性には力では敵いっこないんだよな……と突きつけられた。
ライアンもそうやったけど、加害側が保身に走るのが、見てて「へぇ、あぁそう。知ってたけど。」って気持ちになった。
あと、被害者も『酔ってたし』『ノリ気だったし』『ガキだったし』とか平気で言うんだもんなあ。
たぶん言ってる本人は本当にそう思ってるんだろうけど、物事を冷静に観察する能力なさすぎ。
この辺りは、「最後の決闘」でも同じようなシーンがあった。
男性は将来有望だから、という理由で女性の未来も尊厳も踏み躙られるの胸糞悪過ぎ。
なぜ被害者が泣き寝入りして加害者が出世していくのか。
あと、『酔い潰れたらレイプされても自業自得』のロジック最高に意味わからんくてファック。
誰が被害者になるかで、事件の捉え方が大きく変わる。
自分自身や自分の大切な人が被害に遭ってたら、間違っても被害者の自業自得なんて言葉出てこない。
ライアンの紳士的な態度で、この人は他の人と違う！と、男性を信じよう・信頼してる状態になった矢先にあのビデオやもんなあ。
何もしてないとか言うてるけど、そうじゃないのよ。
何もしてないってことはなくて、その場の暴行を容認してるし、あまつさえ楽しんでるのよ。
キャシーはまたどん底まで落ち込んだと思う……。
せっかく信じたいと思った人が恨んでる人だったんだもの……。
遺灰にニーナのネックレスが残ってるのも、ゲイルに自分のネックレス上げたのも、印象的だった。
きっとキャシーはみんなに忘れ去られたニーナとして・共に死んでいったし、ニーナに関係なくゲイルをキャシー自身の親友と認めたんだろうなあ。
警察犬かわいい。賢い。最高。
性被害が二度と起こりませんように。
きちんと法で裁かれますように。
泣き寝入りしてる被害者が1人でも多く報われますように。
