sasami

プロミシング・ヤング・ウーマンのsasamiのレビュー・感想・評価

4.4

性犯罪。
被害者はその屈辱や恐怖を死ぬまで忘れられず、自責しながら一生トラウマを抱えて生きていく。
その一方で、加害者は正当に裁かれることも無く「若気の至り」で済ませ、やがて忘れて何事も無かったみたいに幸せに生きていく。
そういう現実を、真正面から描いた映画でした。

男が加害者、女はみんな被害者、みたいなありがちな二項対立じゃないところに本気を感じました。
あまりにも辛くてヘビーな内容なんだけど、映像がポップでオシャレなせいで不思議と観れちゃう。
だけど終盤、嫌な予感が次々的中して胸が潰れそうでした。誰一人幸せにならない。
見た後にズゥンとくる。二度は観れないかも。
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