ハビエル・バルデムが認知症の作家を演じたやつ。簡単にいうと認知症の父の｢もしもあのとき｣｢選択されなかった方の人生｣の話。
ハビエル演じるレオが認知症がだいぶ進んでいるのか、言ってることが支離滅裂。世話をする娘モリー(エル・ファニング)は何度も心折れながらもなんとか世話している。大変だよねホントに。
メキシコ国境を越えてアメリカにいこうとした若き日と成就しなかった恋愛、アメリカで作家になったが子供が生まれたことにより仕事が犠牲になるのを恐れてギリシャに１人旅立った話。どちらも起こり得た話。もしもあの時ああしていたらどうなっていたか。
娘モリーが寄り添いながらレオのわけわからない話を必死に理解しようとする、ただ静かに聞くときもあれば一生懸命聞くときもある。観ている側も一緒になって理解をしようとする。
やっとそういう話かとわかってきたと思ったら…。
エル・ファニングは気丈で健気な娘役ぴったりだな。
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