よしおか

選ばなかったみちのよしおかのネタバレレビュー・内容・結末

選ばなかったみち(2020年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

真っ先に「ファーザー」という映画を思い出した。

「ファーザー」は完全に認知症からの目線で、それがとても斬新で、分かっていた気になっていたが認知症に対するはじめての体験で、記憶に残っている。

この映画も、それに近い体験で惹きつけられたが、もう少し展開を望んでしまっていた。

現実での行動が夢に反映されたり、夢での行動が現実に反映され、呆けていて認識が無くても、現実での愛は、彼の夢に良い影響を与えている。みたいな展開になるのかと勝手に予想して観てしまっていた。

とはいえ、わかりもしないのに、そんな綺麗事を描かれても、冷めるかも知れないが、描き方としての斬新さでは「ファーザー」を下回るので、映画としては少し弱く、後半に少し間延びした。

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⬛︎印象的だった台詞

⬜︎「なぜみんな、パパを”彼"と呼ぶの?
  ここに居るのに。」

 『ここに居るの?』

⬜︎「後悔は誰にでもある。」
よしおか

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