ドラ焼き

STAND BY ME ドラえもん2のドラ焼きのレビュー・感想・評価

STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)
2.9
なるほどねー。ドラ泣きってそういう意味だったかー。ドラえもん50周年記念になる記念の年にこの映画でファンを悲しませるという意味だったんだね。

予告の段階から「のび太、逃げた」というワードがあったので嫌な予感はあったけど、一縷の望みを賭けて見に行ったよ。呆れて呆れてもうビックリ。のび太って「人の悲しみが理解できる人間」だったはず。結婚前夜でも、しずちゃんの父親にそこをとても評価されて「間違いなく君を幸せにしてくれると信じているよ」とまで言わせるほどだったのに…。昔のアニメ版では前夜祭の席で歌うジャイアンに対して笑いながら「やめろー下手くそー」とヤジを言えるぐらいに成長したのび太が、飲み会の帰りに先生と会ったとき寒そうな先生にそっと上着をかけて、「明日は遅刻するんじゃないぞ」と言ってくれた先生がいたのに。

のび太の成長を見届けて未来に帰ったドラえもんとの別れをおそらく経験した大人のび太が、そんな行動を取るわけがない。いつまで子供のび太の感覚で話を進めるんだと失望感が凄まじくてガッカリだった。おばあちゃんの所は比較的原作寄りではあったり、最後の結婚式は悪くはなかったけど、のび太の逃走とどうでもいい「入れ替えロープ」の話が本当に邪魔。ドラクエでファンを怒らせてここでも怒らせるか。いい加減に「大人になれよ」
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