24年の人生でNo. 1芝居。
共感と感動が過去一凄くて上映終了前に2度観に行った。
上映前のイントロダクションインタヴューで「この作品は悲しみと喜びの距離がすごく近い」と紹介があったが、正にその言葉通り。昼間は色恋沙汰や仕事の人間関係ですったもんだ過ごし、その時の楽しさも可笑しさも疲れも何一つ嘘ではないのに、夜にはそのどの感情ももはや及ばないほどの孤独が彼を襲う。
アンドリュー・スコットの表情と仕草は一級品で、その彼を取り巻く役者陣の芝居にも抜かりがない。完璧だからこそ笑えて、同時に言いようもないほど悲しく寂しい。
売れっ子役者でなくても、現代人なら、演劇やカルチャーを愛す者なら、少なからず共感できる部分があると思う。本当に素晴らしく、人の心に寄り添った作品。
余談だが、直接の性行為よりも時計を外すあのシーンからのブリトニー・スピアーズ『トキシック』が数倍エロティックだった!