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ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「プレゼント・ラフター」のsoumaのレビュー・感想・評価

4.0
“Terrible terrible terrible sorry!”

◆National Theatre Live
今回は映画ではなく演劇。
(だから、映画レビューサイトで
これにスコアつけるのって
ちょっと間違ってる気がしなくもないけど)

舞台演劇って
僕は鑑賞しにほとんど行かないから
楽しめるか不安だったけど
おもしろかった!

しかも、イギリスの大人気喜劇を
(公演チケットは完売したらしい)
こんなコロナ渦の中
日本で鑑賞できちゃうなんてめっちゃお得♪
いままで何回か試写会当選してるけど
今回が一番嬉しかったかも!
俳優たちも仕事減ってるっていうし
【National Theatre Live】って
客はもちろん
演者たちにも
良い取り組みなんじゃないかな。


◆レビュー
ノエル・カワードの戯曲の現代アレンジ版コメディ。

第1幕は一番長いし
少し退屈かなと思ったけど
第2幕くらいから徐々に盛り上がり
笑えるシーンとかも増えてきて
最後にはきちんと伏線回収されるし
笑いのときの間のとり方とか
本当によかったと思う。
まさに、コメディのお手本のような作品に仕上がってた。

途中で一箇所
完全にハプニングっぽいのがあって
みんなで必死にフォローしようとするシーンが
映画と違って演劇って生き物だなって思ったし
客も一緒に焦る感じがいいなって思った。


それに幕間の選曲がToxicだったのは
懐かしすぎて笑ってしまったけど
最後までみると
NICE選曲!となるの凄いね。


一つだけ不満を書くと
特典DVDとかでよくある
出演者のコメント集みたいなのが
本編の前に数分入ってるんだけど
僕はそういうのは
本編見たあとに観たい派だから
ちょっと嫌だったな。
わざわざ作品の情報を入れないで
最低限の情報だけでみようとしてるのに
本編を見る前に
「この作品はこうです」
「見どころはあそこかな」
みたいなこと言われたくないんだよね。
そういうのは観て自分で判断するもんじゃん。
観たあとに、そういうコメント聞いて
答え合わせするのは大好きなんだけど。
あれだけは、僕にはかなり苦痛だった。

◆クレジット
・ギャリー・エッセンダイン:アンドリュー・スコット
スター俳優。
私生活は自由奔放だが
スターだからこそ
常に演じてしまっている自分の性格や
年齢を重ねることに苦悩している。

アンドリューはドラマ「Sherlock」の
モリアーティが有名かな?(観てないけど)
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