このレビューはネタバレを含みます
オンラインの試写にて鑑賞!
劇場まで時間の制約で行けなかったり、距離の問題で行けなかったりがなくなるので、これからもっと増えてほしい…
実は一年以上ぶりのNTLiveだったのだけど、
最初から最後まで、熱量がすごかった!
演者の人、途中で酸欠にならなかったんだろうか…特に長台詞がたびたびあったアンスコ ^_^;
騒がしすぎる朝から始まる物語。
笑ったところはいくつもあったけど、どうしようもない孤独を度々感じて、悲しくもあった。
というのも、アンドリュー・スコットの絶妙な表情から、求めたいのに求められない尊大すぎる自尊心と、逃れられない老いへの恐怖、本心を見せられない弱さ、スターが故の猜疑心を感じてしまったせいかもしれない。
若き劇作家モールと使用人フレッドのキャラクター、めっちゃ好きだった!
モールは実際いたら警察に通報する。こわすぎる笑
常に演技してしまうギャリーの、大袈裟すぎるセリフの言い方や、間合い、掛け合い、中盤からどんどんおもしろくなった。
にしても、本当に次から次に厄介事(というか人)がやってきて、ギャリー本当にかわいそう、笑ったけど^_^
(仲間内の浮気、浮気、そして浮気とかもう最悪の修羅場 笑)
ラストシーン、あの暗転のあと、リズに本心からの言葉が言えたのかどうか、言えてたらいいな。
なんだか、スターのギャリーじゃないといけないって自分で呪いをかけて、本音が言えなくなってしまったように感じたので。
あのシーンの、言葉が出てこない、手とか体がモジモジしてしまうギャリーが、とても愛おしかった。
リズはきっと、ギャリーのそういうところも含めて、愛してくれているんだろう…リズの視線を合わせないのに、優しい表情が素敵だった。
カーテンコールのアンドリュー・スコットは、
はちゃめちゃにかわいかった!
映画館の大きなスクリーンでもう一度観たい。