まる

ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「リーマン・トリロジー」のまるのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

すごかった、、、、
あんな凄いことが実現可能なんだ、、、、

リーマン・ショックという出来事は教科書程度にしか知らなかった
リーマン一族の栄枯盛衰が丁寧に分かりやすく描かれてた
ピンチをチャンスに変える力、凄いなあ
新しいことに乗り換えられる挑戦力も凄かった
先見の明もすごい
あそこまで業界を見渡せるのって、すごく俯瞰できて単純化できる能力が神がかってたからこそなんだろうな
大成功から没落まで、本当に色んな操れないことが起こってて、歴史を感じた
もっとリーマン一族について知りたくなった
フィリップが当たりのカード引けなくなった辺りから、ワンマン経営の危うさが伺えた

なにより、3人の演じ分けが、、、!!!
筆舌に尽くしがたい。本当に素晴らしかった。あれが本当の演技力なんだと思う。
表情、声色、年齢、性別、性格、あの3人に演じられない人物なんていないんじゃない?
セットも衣装も小道具も、ほぼ変わらないというのに、あそこに全てがあった。あの舞台こそが世界だった
結構登場人物出てきてたけど、こんがらがることなく理解できるように作られてた
個性も粒立ってたな

改名とかアメリカでは全てが変わるなどのジョークもちょいちょい挟まれてて、緩急がついてた
ずっと飽きなかった
引き込まれた

ピアノ演奏家の紹介もあったからそこにも注目したかったけど、初見でストーリー追うのに必死だったから全然聞けなかった、、、悔しい、、
それくらい作品に馴染んで、観客の無意識に働きかけてたんだと思う
でもピアノも第4の登場人物だと紹介されたので、そういう目線で観たかったなー!
寄り添うだけに留まらず、登場人物として語るピアノ、、、、!!

観れて良かった!!!!!大満足!!!!!
まる

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