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ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「リーマン・トリロジー」のparaのレビュー・感想・評価

4.8
3回目 2020年8月29日
舞台の回転方向がシチュエーションによってどちらに回転するのかにも意識を向けて鑑賞。
3回目なので当然だが、細かなところにまで目が届き、改めて素晴らしさを堪能。
満足。
そしてとても短くあっという間に感じられた。


ナショナル・シアター・ライブ
リーマン・トリロジー 2回目鑑賞
サム・メンデス演出
2008年に破綻したリーマン・ブラザーズのリーマン一家3世代の勃興栄華衰退を役者3人とピアノ生演奏で描く舞台のライブ中継映像化。
リーマン一族を描き、160年間のアメリカ、特に金融にまつわる歴史を語る作品。
アメリカにおけるユダヤ人コミュニティについても垣間見ることが出来る。
テンポが非常に素晴らしく、演出は勿論のこと
セットや背景の美しさやピアノも全てが素晴らしい。
何より衣装そのままで年齢性別問わず何役も1人で違和感なく演じる3名の役者が素晴らしい。

この美しい舞台の装置デザインは、エズ・デヴリンの手によるもの。クリアな箱と背景は洗練されていて素晴らしい。
(エズ女史はU2のライブの装置にもコンサルタントとして参加。)
金融危機や恐慌のシーンは、まさに「いま」と通じるところがあり面白い。

1回目2020/3/14
2回目2020/3/22
3回目 2022/7/10
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