Avayette25

映画 えんとつ町のプペルのAvayette25のネタバレレビュー・内容・結末

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

異端審問官から逃れる
主人公ルビッチとプペル。

「下を見るから揺れるんだ」

異端審問官達が
救急車を扮装していた。

感動的音楽が幾度挿入されているが
内容がそこまで伴っていない感
ありきたり感。浅い。
感動させようとしてきているのが
逆に興ざめ。
もう少し全体的に尺を取って
話に深みが欲しい。

いつも臭かったのは
ブレスレットを探していたから。

このエピソードも
プペル本人の口からではなく
周囲の人間から人伝に
ルビッチの耳に自然と入る方が
琴線に触れる。

ブレスレットが脳みそ
→んー心臓とかならまだ分かるが。
子供が見たら気持ち悪いのではないか。

海の向こうの島では犯罪が横行。
お金を求めて。
それに待ったをかけたのが
シルビオ・レター。町の経済学者。

時間の経過と共に腐るお金 L。
中央銀行(異端審問官)によって廃止された。
島は元通りに。

レター2世がLを復活させようと。

「分からないものに蓋をしてたら
何も始まらないじゃないか」

全体的に
大層な言葉が胡散臭いくらいに
散りばめられていて仰々しい。

胡散臭い
自己啓発本を読まされているような。

爆発させたら煙がなくなる、
というのはよく分からない。
←爆風により吹き飛んだとの事。
いや危ないしもっと別の手段あるのではと。

また空を見上げても
異端審問官などの
現状は変わらないのでは。
それなら皆で海に出て移り住んだ方が。

レター2世も
Lを復活させた事は良いとして、
皆を島に閉じ込めただけということか。

なぜゴミ人間が
急に崩壊していくのかも不明。

エンディング曲も微妙。

ひとりぼっちのゴミ人間云々
歌詞に深みがない。

ゴミ人間という単語も
好ましいものでは無い。

同様に
ブルーノがルビッチを
チビという呼び方。
各方面に配慮が無く良くないだろう。

率直に申して
見て良かったなと思うポイントが
あまり無かったかな。

綺麗な空を見たいのなら、
爆発云々は不要で
煙突から煙を出させない事に
尽力すればいい話ではないか。
そもそもそんなに
煙をモクモク炊いて何を生産しているのか。

こういう構成
こういう展開 音楽言葉がくれば
観る人間は感動するだろうと
目論むような西野氏の顔が
そのようなシーンの度に思い浮かび
都度興ざめしてしまう。

感動ポルノまっしぐらでかつ
感動するポイントが殆どない作品。

酷評にはなりましたが、
この作品に関してはこれが正直な所。
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