りょう

るろうに剣心 最終章 The Beginningのりょうのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ワーナーブラザーズさんにご招待頂いたFilmarksサポーター向け試写会に参加させていただきました。The FINALに続いてありがとうございます!

冒頭から剣心が縄で拘束されつつ、相手を倒しちゃう圧巻の殺陣シーンで、あぁるろうに剣心がはじまった…!と思わせるスタートダッシュ。

今回、頬の十字傷の謎、つまり人斬り抜刀斎時代の剣心の話ですが、兎にも角にも巴役の有村架純がただただすごい。劇中、ほとんど笑わないのだが、剣心と京の外れの家に身を隠すことになった際、剣心に共に生きてほしいと言われた時の「はい」の顔!めちゃめちゃきれいかわいい!
このところ世間から10周遅れで私に訪れた架純ブームにさらに火をつけてくれたのでした。

自分が憎むべき相手を段々好きになってしまうってどんな感覚なんだろう。絶対味わえない感覚。手鏡越しの巴の涙がとても切なかった。

剣心と巴の心の移り変わり、そして巴を切ってしまう流れ、丁寧に丁寧に描かれている感じがして、切なく悲しい思いが積み重なって、ずしんと心に残る。

137分、あっという間だったけど、あぁ終わった…って感じもあるし、The Beginningのタイトルの通り、最後の最後で、1作目のところに戻ってくるっていう演出がたまらない!このBeginningを見た上で、もう一周見直したらきっとまた見え方が変わってくるやつ!

このシリーズが完結してしまったと思うと残念ですが、間違いなく佐藤健の一生の代表作であり、アニメを実写化して昇華させた数少ない作品であることは間違いない。
りょう

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