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るろうに剣心 最終章 The Beginningのkazu1961のレビュー・感想・評価

4.4
▪️JPTitle :「るろうに剣心 最終章 The Beginning」
ORTitle: ※※※
▪️First Release Year : 2021
▪️JP Release Date : 2021/06/04
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-312
🕰Running Time : 137分
▪️Director : 大友啓史
▪️Writer : 大友啓史
▪️MusicD : 佐藤直紀
▪️Cast : 佐藤健、有村架純、江口洋介、高橋一成、村上虹郎、北村一輝

▪️Review
🖋いやあ、とてもシリアスでエモーショナル。切ななすぎる悲恋の物語に涙が止まりません。。。
シリーズ最高の作品だと思います!!

🖋とうとう完結です。10年に及ぶ「るろうに剣心」シリーズが本作で終幕です。本作、最終章の後編にあたる作品。かつて“人斬り抜刀斎”として恐れられた緋村剣心の顔に刻まれた“十字傷“の謎と雪代巴との切なすぎる悲恋を描き出しています。そして何故、「不殺」の誓いを立てるに至ったのかその経緯も描かれています。本作ではとくに「不殺」の誓いを立てる前と後とでの剣心の佇まい、戦い方がこんなにも変わったということに気付かされ、心動かされました。。。

🖋そう、本作は冒頭から人斬り抜刀斎として恐れられた時代の剣心が暗躍し、血しぶきが飛び散ります。とても衝撃的です。。。のちの“逆刃刀”を使う剣心では血しぶきが飛び散ることはありません。人を斬って斬って斬りまくる、その佇まいはいつものコミカルさは一切なく、冷酷さと大志に挟まれてもがき苦しむ、その苦しみが滲み出ています。しかしながら人を斬るシーンは、まさしく抜刀斎そのもの。。。

🖋今までにない“斬って死ぬ”と言うことと真剣に向き合う作品の意図が伝わってきます。さらに陰影のかかったダークなトーンの映像や控えめな衣装を観るとやはり「不殺」の誓いの前後でこれだけ剣心の観る人生、生きる人生が違っていること、そして巴の想いにただただ悲しくなってしまいました。

🖋当然、派手なアクションは見どころとして残っていますが、佐藤健と有村架純の静かな演技も見どころです。一連のストーリーの中での2人の表情の演技、目の動きで感情を伝える演技もとても素晴らしいです。私的にはシリーズで一番好きな作品になりました。でもとても切なく悲しい作品です。。。

😢物語は。。。
動乱の幕末。緋村剣心は、倒幕派・長州藩のリーダー桂小五郎のもと暗殺者として暗躍し、血も涙もない最強の人斬り・緋村抜刀斎と恐れられていました。ある日、剣心は、人斬りの現場を目撃されたことから、のちの妻となる巴を側に置くことに。穏やかな生活の中で、いつしか巴は唯一剣心が心を許せる存在になっていくのですが、ある“事件”をきっかけに。。。

▪️Overview (映画. comより)
和月伸宏の人気コミックを佐藤健主演&大友啓史監督で実写映画化し大ヒットを記録した時代劇アクション「るろうに剣心」のシリーズ完結編となる2部作の第2弾。原作では緋村剣心が過去を語る形式で物語が進む「追憶編」をベースに、剣心が不殺の誓いを立てるに至るまでの物語と、彼の頬に刻まれた十字傷の謎に迫る。剣心に復讐するべく東京を総攻撃した上海マフィアの頭目・縁との壮絶な戦い。その理由は、剣心が「人斬り抜刀斎」と恐れられていた幕末へとさかのぼり、剣心が自らの手で斬殺してしまった妻・雪代巴の存在、そして十字傷の謎へと繋がっていく。かつての剣心の妻・巴を有村架純、シリーズ史上最恐の敵となる縁を新田真剣佑がそれぞれ演じる。緋村剣心役の佐藤健、神谷薫役の武井咲、相楽左之助役の青木崇高、高荷恵役の蒼井優、斎藤一役の江口洋介らおなじみのキャストも再結集。
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