"帰らぬ人 新しい時代"
この137分間
確実に異世界に居ました。
一本の作品を観て「哀しかった」などの感想を持つことは多々ありますがこの作品は全瞬間が切なく、儚かったです。前4作を踏まえて、言動一つ一つにその分の重みを感じました。
景色も物語も人物も何もかもがどこまでも美しい。作品の"色"がずっと同じでした。
この作品を観ると絶対にまた一作目を観たくなります。その構成が見事。
なんとも日本の映画でした。
新しい、日本の映画。
佐藤健と有村架純の顔はもう、羨ましいとかの感情すら生まれない。その美を映像に残してくれてありがとうの領域。
このシリーズの最期を見届けるのは本当に寂しかったです。
邦画史に残るタイトルでした。
読んで下さってありがとうございました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あげな若者の人生を台無しにするんじゃあ、己は綺麗な神輿である事を貫けよ」
「このままずっと人を殺めるおつもりですか?」
「新時代のため誰かが太刀を降らねばならぬ」
「誰もが誰かの子であり、大切な人がいて、その人との毎日を当たり前だと思っていて」
「どんなことがあろうと貴方は絶対に斬りはしない」
「12月26日 雨は雪になった」
「共に暮らそう。できれば形だけでなく、共に...」
「幸せとはどうゆうものなのか、俺は何も分かっていなかった。ここでの君との生活がそれを教えてくれた気がするよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『さよなら 私の愛した2人目の貴方』
『じゃあ、行ってくるよ。巴』