ごっちゅん

るろうに剣心 最終章 The Beginningのごっちゅんのレビュー・感想・評価

4.2
"君が失った幸せを今度こそ守り抜く"

純愛、悲哀に満ちた。

幕末の動乱期に人斬り抜刀斎として暗躍していた剣心に、雪代巴と出逢ったことでこれまでになかった感情が芽生えてくる。
十字傷の真実とは。❄️

終わった〜、終わってしまった〜。
史上最高の実写化である、と勝手に思っている、るろ剣シリーズが遂に。。
感慨深いです!!

<これで終わる。ここから始まるー>

The Finalではダイジェスト的な形式で登場していた話が、ここで丸々語られます。

前半パートはもうとにかく暗い。
人斬りとして人との関わりに一線を画しながら、容赦なく敵をぶった斬っていく剣心の姿にまるで別人の印象を受ける。
あの優しい微笑みはどこへやら。。

アクションでいうと沖田総司との殺陣が一番でした。
新撰組が出てくると一気にピリッとするの好き。
そもそもアクション少なかったけど、ストーリーがメインだと割り切って観ると全く問題なし。
村上虹郎さんて、なーんか独特の雰囲気で自然と目で追っちゃうというか、吸い込まれる演技をする。

後半パートから徐々に世界が色付いて見えてきますね。
ほのぼのした田舎での生活シーンが唯一の安らぎだった。
吹雪く中での戦闘、始まる前から精神的にズタボロです。

そして事件は刹那に起きる。
哀しい、切ねぇ、、
口数が少ない者同士でも心から強い何かで繋がっていたんだなあ。

雪代巴の再現率100%でお送りされました、有村架純さん!!
無表情で無愛想、なに考えてるのか全く掴めない雰囲気抜群だわ。

結局ミステリアスな美女は素敵なんだな。

"わたしの命に代えても守ってみせる"
ごっちゅん

ごっちゅん