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17歳の瞳に映る世界のsayaのレビュー・感想・評価

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)
4.1
この子はどれだけ男の人に傷つけられてきたんだろう。原題の“never rarely sometimes always”が意味することを知ったとき、本当に胸が痛かった。
柱の陰で手を繋ぐところ、最後下らないことで笑っているシーンが好き。
バスで出会った男の子やバイト先の上司のねちっこい、嫌らしい視線が本当に気持ち悪い。
田舎の医療で、中絶反対のビデオを見せられるところも、女の子のこと何も考えてないよなぁと思った。中絶して、一番傷つくのは女の子本人なのに。
性的な部分ってどうしてもタブーで、性教育も進まないし、被害に遭っても口に出しちゃいけないことのように扱われてしまってる。女の子も男の子も、全ての人が大切に守られる世の中であって欲しい。
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