ささ

17歳の瞳に映る世界のささのネタバレレビュー・内容・結末

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

女性の事を舐めてる男性しか殆ど出てなくて、同じ男として恥ずかしかった。
主人公たちが水をかけたり、お金を奪ったり、男性を利用したり、反発をしているとも思えたけど結局、自分のお腹を叩くのと同じで肉体的にも精神的にも社会的にも自分を傷つけながら行なっていると思って辛すぎた。

好きな相手に苦痛な暴力を振られてたら惑うし、主人公は別れているってことは苦渋の決断をしたのかもしれない。絶望の最中にいたのかも。でもそこに妊娠までついてくるのは心の整理もつかないのに、気持ちがぐちゃぐちゃになりそうだと思った。

好きな相手と付き合って、セックスをして別れる。
男性はそれで終わりやけど、女性は妊娠の可能性がある。

中絶やピルを良くないと考えるよりも、男性の性に対する軽率さを危険視しないとと思った。

冒頭で歌ってる時に「メス犬」と言われて周りはノーリアクションなの意味不明やった。家族は特に何かアクション起こせよ。

舐めてくる上司もキモすぎる。訴えてしまえばいいし、あのバイトは早く辞めて欲しい。


地方と都市部、世代の違いによって性の捉え方がここまで違うかと思った。
エコー検査のジェルの塗り方から違うのは失笑してしまった。

逆に救いは考え方が進化している事。
理解してくれる人、場所がもっと広がり、性の捉え方を常に考え続ける事が大切だと思った。
ささ

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