Sari

映画監督:スタンリー・キューブリックのSariのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

2021/08/01 ムービープラス(録画)

没後20年にあたる2019年の3月放送のキューブリック特集。
3人の専門家が語るキューブリック入門編となる構成。

キャリアをスタートさせた写真から遡り、ボクサーの試合を撮影した短篇ドキュメンタリー『拳闘試合の日』など数本の短篇作品、初の長編映画『恐怖と欲望』から遺作『アイズ・ワイド・シャット』まで全作品が紹介されている。リアルタイムで唯一劇場で観たキューブリックの遺作。今となってはクルーズとキッドマン夫妻の印象の方が強いが、ここでの専門家も同じことを語っていた。
最大の問題作『時計じかけのオレンジ』は一番最初に観た監督作品。多感な年齢だった当時は原作まで読んでいたが、今観るとどう感じるだろう、興味深いので再見したい。
各作品については、1時間では当然掘り下げられていないものの、制作秘話などが知れたのは面白かった。
個人的には超難解映画『2001年宇宙の旅』の専門家による解説が聞いてみたいところ。
一作品度に、常に革新的な技術で進化しているキューブリックは改めて凄いと思わせる。
Sari

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