雄樹

雨あがるの雄樹のレビュー・感想・評価

雨あがる(1999年製作の映画)
4.2
「何をしたかでは無く、何のためにしたのか。」

本作は黒澤明監督が脚本執筆中に亡くなってしまい、そのあとを受け継いだのは黒澤明監督に28年間にわたって助手を務めた小泉堯史監督だから描けた、凄く黒澤明監督を彷彿する様な映像美に深い物語に感動しました。
本作は強すぎるうえに優しすぎて為に他の侍たちに反感を借り、なかなか仕事にありつけない、主人公とそれを支える妻の夫婦愛が素敵でした。
それに今はクイズ女王のイメージが強い宮崎美子さんの演技がとにかく素晴らしすぎて僕は何回も感動しました。
あと2人の出した答えに小泉監督のこれまでの黒澤明監督への思いが溢れる、雨が上がり☔スッキリと晴れる様な☀️ラストに泣いてしまうぐらい僕の心が震えました。
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