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劇場版 Gのレコンギスタ II ベルリ撃進のKUBOのレビュー・感想・評価

3.6
『閃光のハサウェイ』の入場者特典で、劇場版『Gのレコンギスタ』第2部を続けて鑑賞。

起承転結の「承」だから、小競り合いの繰り返しで、一つの作品としての盛り上がりやまとまりはない。

ベルリの旅のおもしろいところは、局面、局面で熟考せず、対処している間にいろいろなことを学び、物事の核心に迫っていくところ。

もちろん武器持ってモビルスーツで戦えば、相手を殺すことだってあることはわかるだろうに、口喧嘩の延長的にビームライフルを打ちまくるには、志が中途半端なところがどうしても引っかかる。

それでも、

「カシーバミコシ」と「フォトンバッテリー」、「スコード教」など、それらを盲信する上で成り立つキャピタルタワーは疑うことを知らない市井の人たちのかりそめの平和であり、

その、本来戦力を持たないはずの世界で、いつの間にか「軍隊」化しているキャピタル・アーミーが自衛隊だとすると、知らずに統治されている我々日本人へのアイロニーになっていたのかな?

「G-セルフが空から降ってきた意味を考えろ!」

この辺の台詞を放りっぱなしにしておいて、終盤急に展開するところが『Gレコ』がわかりにくかった原因だと思うんだけど、劇場版はこの後どうなるんでしょうね?

エンドロールにドリカムの歌がかかって、知らなかったからビックリした。
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