『閃光のハサウェイ』の入場者特典で、劇場版『Gのレコンギスタ』第2部を続けて鑑賞。
起承転結の「承」だから、小競り合いの繰り返しで、一つの作品としての盛り上がりやまとまりはない。
ベルリの旅のおもしろいところは、局面、局面で熟考せず、対処している間にいろいろなことを学び、物事の核心に迫っていくところ。
もちろん武器持ってモビルスーツで戦えば、相手を殺すことだってあることはわかるだろうに、口喧嘩の延長的にビームライフルを打ちまくるには、志が中途半端なところがどうしても引っかかる。
それでも、
「カシーバミコシ」と「フォトンバッテリー」、「スコード教」など、それらを盲信する上で成り立つキャピタルタワーは疑うことを知らない市井の人たちのかりそめの平和であり、
その、本来戦力を持たないはずの世界で、いつの間にか「軍隊」化しているキャピタル・アーミーが自衛隊だとすると、知らずに統治されている我々日本人へのアイロニーになっていたのかな?
「G-セルフが空から降ってきた意味を考えろ!」
この辺の台詞を放りっぱなしにしておいて、終盤急に展開するところが『Gレコ』がわかりにくかった原因だと思うんだけど、劇場版はこの後どうなるんでしょうね?
エンドロールにドリカムの歌がかかって、知らなかったからビックリした。